私は、子どものやる気がなくなること自体は、決して珍しいことではないと思っています。

子どもですから、毎日同じ気持ちで頑張れるわけではありません。

大人でも「今日はちょっとしんどいな」と感じる日があります。それは子どもも同じです。

一度だけ休んで、気持ちをリセットする

そんな時、私は無理に頑張らせることはしません。

思い切って一度だけ休ませてあげることも、一つの方法だと思っています。

「今日はゆっくり休んで、次はまた一緒に頑張ろう。」

そんな一日があることで、気持ちをリセットできる子もいます。

長く休みすぎないことも大切です

ここがポイント

ただし、大切なのは長く休ませすぎないことです。

一か月など長期間休んでしまうと、せっかく身についた感覚が鈍ってしまいます。

さらに、「休むこと」が当たり前になってしまい、教室へ戻るきっかけを失ってしまうこともあります。

だからこそ、休むとしても一度だけ、あるいは短いリフレッシュ程度がおすすめです。

「1時間」ではなく「15分だけ」

また、「今日は1時間頑張ろう」ではなく、

今日は15分だけ頑張ってみよう。」

そんな小さな目標に変えることもよくあります。

子どもは、「全部やらなければいけない」と思うと気持ちが重くなります。

でも、「15分だけ」と言われると、「それならやってみようかな」と前向きになれることがあります。

こうした小さな成功体験を積み重ねることで、少しずつやる気を取り戻していく子を、私はたくさん見てきました。

教室でも、その子に合った工夫を

教室でも、お子さんの様子に合わせて工夫をしています。

例えば、「今日はここまで頑張れたら特別ポイントをあげよう」「メダルをプレゼントしよう」といったゲーム感覚の取り組みを取り入れることもあります。

また、やる気が落ちている時は、できるだけ私の近くの席に座ってもらい、声を掛ける機会を増やすようにもしています。

子どもの様子は、一人ひとり違います。

だからこそ、その子に合った関わり方を探すことが大切だと考えています。

やる気が落ちる時は、壁にぶつかった時

そもそも、子どもがやる気をなくす一番の原因は何でしょうか。

私は、多くの場合、「壁にぶつかった時」だと感じています。

新しい内容になって急に難しくなった。

思うようにできなくなった。

その瞬間に、「もうやりたくない」と感じてしまう子は少なくありません。

でも、その壁を乗り越えた先には、新しい自分が待っています。

だからこそ、その時期に長く離れてしまうのではなく、少しずつでも学習を続けることが大切なのです。

教室に来られない日は、家で10分だけ

チャイルドスクールでは、ご家庭でも学習できる環境を整えています。

どうしても教室へ来る気持ちになれない日は、「今日は10分だけやってみよう。」というように、無理のない形で学習を続けることもできます。

小さな変化を感じたら、早めにご相談ください

そして、もし保護者の方が「先生との相性かな」「何か教室で困っていることがあるのかな」と感じられた時は、どうか一人で悩まず、早めにご相談ください。

子どもの小さな変化は、早く気づいて対応するほど、良い方向へ向かいやすくなります。

私たち指導者と保護者の皆さまが連携しながら、お子さまにとって一番良い方法を一緒に考えていければと思っています。

やる気がなくなるのは、成長の通過点です

やる気がなくなることは、決して失敗ではありません。

成長していく中で誰もが経験する、一つの通過点です。

その時期をどう乗り越えるかで、その先の大きな成長が決まることもあります。

焦らず、お子さまの気持ちに寄り添いながら、一歩ずつ前へ進んでいきましょう。