私は、教室に週2~3回通い、その時間を一生懸命取り組むだけでも、十分に力は伸びると考えています。

ただし、家庭学習をするのであれば、一つだけ大切にしてほしいことがあります。

家庭学習は「長く」より「毎日少しずつ」

ここがポイント

それは、「長時間まとめてやる」のではなく、「毎日少しずつ続ける」ということです。

例えば、週に1回2時間を一度に練習するよりも、20分を毎日続ける方が効果的です。

これはピアノなどの習い事にもよく似ています。何日も練習しない期間が続くと、指の感覚が鈍ってしまうように、そろばんも毎日少しずつ珠に触れることで、計算のスピードや感覚を維持しやすくなります。

結局のところ、「継続は力なり」なのです。

また、毎日コツコツ努力できる子は、そろばんの力だけでなく、最後までやり抜く力や粘り強さも身についていきます。

才能よりも、積み重ねが力になる

「才能がある子は伸びる」と思われがちですが、私は必ずしもそうではないと感じています。

確かに、才能のある子は最初の伸びが速いことがあります。しかし、練習を続けなければ、あるところで成長が止まってしまうことも少なくありません。

一方で、毎日コツコツ積み重ねる子は、一歩ずつ着実に力をつけ、気が付けば才能があると言われていた子を追い越してしまうこともあります。

まるで「ウサギとカメ」のお話のようです。

派手な速さよりも、毎日の積み重ねの方が、最後には大きな力になります。

チャイルドスクールが宿題を出さない理由

チャイルドスクールでは、あえて宿題は出していません。

宿題は「やらされる勉強」になりやすいからです。

それよりも、「今日は少し時間があるからやってみようかな」「もう少し進めてみたいな」という、自分から学ぼうとする気持ちを育てたいと考えています。

ご家庭では、一番の応援団長に

もちろん、ご家庭で勉強を教えていただく必要はありません。

私たちが教室でしっかり指導しますので、ご家庭ではぜひ、お子さまの一番の応援団長になってあげてください。

パーソナルファイルに、ひと言のご褒美を

チャイルドスクールでは、お子さま一人ひとりに「パーソナルファイル(成績進捗表)」をお渡ししています。

ご家庭で練習した日は、そのファイルに認め印を押していただいていますが、その時にぜひ一言だけ声を掛けてあげてください。

「今日も頑張ったね。」

「すごいね。」

「毎日続けていてえらいね。」

ほんの一言でも、お子さまにとっては何より嬉しいご褒美になります。

子どもは、大好きなおうちの方に認めてもらえることで、「また頑張ろう」という気持ちになります。

勉強を教えるより、努力を認める

勉強を見てあげることよりも、努力を認めてあげること

その積み重ねが、自信となり、学ぶ楽しさへとつながっていきます。

私は、そろばんの上達に一番必要なのは特別な才能ではなく、「少しずつでも続けること」、そして、その努力を温かく応援してくれるご家族の存在だと思っています。